ランペイジ-巨獣大乱闘- 感想
- 夢咲刻夜
- 2018年9月22日
- 読了時間: 4分
まずはネタバレ無しの簡単な感想を、それではこちらのポスターを御覧ください
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出ました、いつものでっけえ怪物が暴れる映画
三大怪獣が街の中でドッカンドッカン大暴れする
所謂ポップコーンムービー
ハリウッド映画の予算パワーで表現されたとにかく派手にビルや車両などが破壊されるシーン、そして怪獣同士の対決シーンなどは散々他の映画でも観てきたものですがやはり良いものは良いということで最後まで頭空っぽにして楽しめる映画でした
暴れまわるゴリラ・オオカミ・ワニのCGはもうすっかり手慣れたものといった感じでしたね
それに加えて主演はザ・ロックことすっかり屈強ハゲポジションを勝ち取った ドウェイン・ジョンソン
上記した巨大生物に負けじ劣らずの人間を表現できるのはこの人くらいなんじゃないでしょうかってくらいのはまり役
それこそこの春は、 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 、『パシフィック・リム/アップライジング』、『レディプレイヤー1』などの超大作が公開される中での公開だったので見送っていた映画の一本だったんですが、正直大穴だったなって感じです
と言った具合に、ネタバレなしの感想はここまでです
は?じゃあブログ記事にするほどでもないじゃねえか
違うんです!ここから先の本当の感想はネタバレなしには語れないんです
なのでそれでも良いという方はここから先を読んでください
また観てないよー!って人は読みに来てくれて嬉しいんですが
騙されたと思って観てきてください!!!後悔はしないはずです!!!
では改めて本当の感想をどうぞ
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いやーーー!泣いたよね!
まんまと騙されたというか相変わらず日本のポスターが単純にセンスがなかっただけなのか
上に貼ったポスターでまさかこれが友情をテーマにした映画なんて思わないじゃないですか
実際海外用のポスターって
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これなんですよ???
おいおいおい全然違うじゃねえかって話ですよ、映画本編はポスターの通り
ドウェイン・ジョンソン 演じる 霊長類学者 デイビス
このスキンヘッドでごりっごりな筋肉もりもりマッチョマンでタトゥーだらけの霊長類学者とかいう味付けでももはや逆に違和感を感じないのが主人公なんですが
そしてそれを支えるMVPと言ってもいいぐらいのポスターに写っている白いゴリラのジョージ
そんな二人の友情が織りなす物語だったんですよね
あえて"二人"と表現させてもらうくらいこのジョージが凄く頭の良いゴリラで実際デイビスと手話を通じて語り合うシーンなんかもあったりして、そのシーンがまた男同士の冗談を含めて会話のやり取りをし合うもんですから
そこにどんどん感情移入しちゃって「ああジョージよ、どうか無事であってくれ」って気持ちになってくるんですよね
とは言え物語を進める上で当然今回の騒動の原因となる化学兵器ガスを吸ってしまい
ジョージは巨大化して暴走してしまうんですが
そんな中でもデイビスはひたすらジョージの名前を呼び、手話を通じてなんとか落ち着かせようとするのがまたクライマックスにかけての感動を助長するやり取りとなっていい塩梅でした
そしてこの二人を支える仲間?とも言えるジェフリー・ディーン・モーガン演じるラッセル捜査官も憎いながらもデイビスをサポートする凄くいい役柄だったなぁと
でクライマックスの話になるわけですが、巨大化して暴走してもう後は暴れまくって人間に殺されてしまうんじゃないだろうかって観てたら、なんと最後の最後でジョージは体は巨大化したままなものの暴走は収まりデイビスと友情タッグで残るオオカミ、ワニとの決戦を行うっていう激アツ展開に
その中でジョージは残すワニを倒すためにデイビスを庇い大きな負傷を負いながらも力を合わせてワニを撃破したわけなんですが、二人の友情を表す手話を行った後に力尽き息絶えたシーンになった所で涙腺は崩壊してしまいました
本当に上に書いたとおりドッカンドッカン大暴れするだけの映画やろって思ってただけに不意打ちの感動にやられてしまいましたね
とまあ思わぬ感動作ということで非常に良く出来た映画だったなーって感じで
まさに大穴と言っては失礼ですが、見逃すこと無くてよかったと思える作品でした
ロック様があまりに屈強な学者ながらも元軍人という設定のお陰で至近距離のピストルで腹撃たれても急所外れたって言ってピンピン(ちょっとお腹抑えて痛そうな感じはしてたけどもはや痛そうなフリにしか思えないくらい)してたり、軍人の偉い人が「あーーー!もう無理!手に負えないから一般市民も残ってるし自分の国だけど爆弾で全部解決!!!」ってノープランにも程がある作戦をしたりとか、最後のワンカットで散々暴れまわったジョージを一般人が直ぐ様受け入れて救援シーンで手のひらに乗ったりとかツッコミどころもありましたが、その辺りはいい意味で頭を空っぽにしながらも感動はできる作品でした
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